第12回横乗日本映画祭にご来場いただき誠にありがとうございました。
第12回横乗日本映画祭にご来場いただき誠にありがとうございました。
劇場での開催2ヶ所
キネマMさん、イオンシネマ茅ヶ崎さんご協力ありがとうございました。
今年初の四国高知開催から始まり、四国の映画祭のテーマは、一つ“交わる”。
映画祭を通じて、映像を通じて交わることが成し遂げられた気がします。80年代後期における、スケートボードシーンの発信源は、写真でした。まだまだ写真やビデオテープが主流だった時代。今のようにSNSがない時代に、当時、本国アメリカのスケートシーンを支え最新の情報源を日本に伝えた人物が、西岡サン“デビルマン西岡”。ご出身が土佐という情報はあったのですが、まさか今回の第二会場である平野ビーチから近い場所の出身だったことをこの映画祭開催中に知りました。近くのスケートパークでは、老若男女のスケーターと滑り、夜は上映とまさに地元のスケーターと“交わる”ことができたこと。映像で伝えられたことが深く印象に残りました。
湘南会場での新しい取り組みは、映画館とは別に屋外での上映となりました。
場所は鵠沼海岸。まさに太陽の広場(80年代後期ごろ湘南がサーフィンとスケートボードの存在を完全にリンクさせた場所)の近く、噴水を利用してスクリーンを特別に常設し、映画館にはない一体感を感じることができました。
この場所を下見した時にインスピレーションを受けたのは、大野薫さんでした。正直この場所を下見した時に、薫さんを感じたことは自分にとって印象深く、鵠沼での開催を決定した大きな理由でもありました。
第12回の開催が、自分が幼少期に影響を受けた偉大な2人を映像を通じて、大先輩からこれから引き継ぐ次世代にも伝えることが、「過去・現在・未来」、横乗りを伝えるために必要なことだったと改めて感じました。
新たな気持ちで、コレからも演者さん、作り手さん、観客の皆さんと共に進めることを願っています。
第13回横乗日本映画祭も、どうぞお見逃しなく、宜しくお願いします。
横乗日本映画祭実行委員長
劔持良輔